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島ぐらし体験
定住化体験住宅に関するQ&A
2025/12/11
新島
新島でお試し移住ができる村営施設「定住化体験住宅」。新システムでの受け入れが4年目を迎え、住宅に関するお問い合わせが急増しています。そこで、これまでにいただいたお問い合わせ内容から、特に質問が多かったものをまとめてみました。体験住宅へ申し込みをされる前に、ぜひご一読ください。

申し込み手続きについて
Q:申し込みから最短何日後に入居できますか?
A:お申込みから入居までにはいくつかのステップがあり、手続きにはおおむね2週間程度かかります。
お問い合わせフォームから入居のお申込みをいただくと、まず相談窓口スタッフがオンラインまたは対面で面談させていただきます(所要時間は15分~30分程度です)。面談後、入居日程が決まった時点で村役場へ正式に入居申請を行います。村役場より利用者へ書類が送付されますので、契約書と必要書類(住民票など)を役場へ返送していただければ手続きは完了です。
この面談→書類送付→書類返送のプロセスに2週間程度かかると想定して、入居期間を逆算していただければと思います。
Q:面談は受けなければいけませんか?
A:面談は入居される方の移住に対する思いや、滞在中にこんなことを知りたい、職場体験をしたいといったご要望をうかがうことで、新島滞在をより充実したものにできるようサポートするためのヒアリングです。入居審査ではありませんので、ざっくばらんにお話いただければ嬉しいです。
逆に新島村や移住について気になることや、不安なことなどを聞かせていただければ、できる限りお答えいたしますので、お気軽にご相談ください。
Q:入居日程を変更することはできますか?
A:役場への申請前で、他に予約が入っていなければ入居日程の変更は可能です。役場から契約書が発行された後の日程変更は原則としてお受けしていませんが、悪天候や特別な事情がある場合は検討いたしますので、ご相談ください。なお、予約便(船・飛行機)の欠航に伴う日程変更は可能です。
よくある問い合わせに「大型船を予約したら、到着が入居日の翌日だった」というものがあります。大型船は夜出発して翌朝に島へ到着するため、出発日と到着日が異なります。出発日で入居日程を組むとズレが起きてしまいますので、ご注意ください。
Q:週末に入居できますか?
A:入居にあたっては、最初に村役場にて手続きと料金の支払いを行っていただく必要があります。そのため、役場が閉庁している土日を初日に設定することはできません。退去日については土日OKです。
Q:1週間滞在するのが難しいのですが…。
体験住宅は1週間(6泊7日)を1単位として料金が設定されています。滞在期間を短くすることはできますが、料金は日割りできませんのでご了承ください。過去に3泊4日、4泊5日で滞在された方もいらっしゃいますので、ご都合に合わせて滞在期間をご検討ください。
Q:家族で移住したいので、全員が休めるお盆に入居できないでしょうか?
A:大変申し訳ありませんが、GWとお盆期間、年末年始については住宅をクローズしています。これは大型連休に伴い村役場が閉庁となり、入居手続きが行えないためです。また新島村は観光地のため、大型連休は島の繁忙期にあたります。多くの住民が多忙になるため、移住希望の方とゆっくり話をする機会を持てないのが現状です。
特にお盆時期は1年で最も旅行者で混み合うトップシーズンのため、飲食店に入れず食事に困ったり、スーパーの食材が品薄になったりと不便なことも多く、日常とは全く異なる状況になります。移住を検討されている方には、ぜひオフシーズンに来島いただき島での時間を快適かつ有効に使っていただきたいと思っています。
Q:家族や友だちと一緒に入居できますか?
A:体験住宅は「移住を検討している方のためのお試し暮らし施設」ですので、入居される方全員に移住の意思があることが入居条件になります。同居しているご家族全員で移住される場合は全員が、ご家族のうち数名が移住を希望される場合は、移住を希望されるご家族のみが対象となります。
友人同士での入居も可能で、過去に友人グループで入居された例もあります。ただし、入居される方全員に移住の意思があることが前提で、面談も代表者だけでなく全員とお話させていただきます。

アクセスについて
Q:新島までのアクセスを教えてください。
A:新島へのアクセス方法としては、東京・竹芝桟橋から大型船さるびあ丸または高速ジェット船を利用する方法、静岡・下田港からカーフェリー・あぜりあ丸を利用する方法、東京・調布飛行場から飛行機を利用する方法の3種類があります。
最も速く移動したいなら、約35分で到着する飛行機。19人乗りのため日によっては争奪戦になりますが、カラダへの負担もなく、欠航率も低いので安全です。予約は1カ月前から受付です。
ゆっくり船旅を楽しみたいなら、夜出発して翌朝到着する大型船。東京湾の夜景を間近で味わった後、夜が明ければ別世界のような島の風景が待っています。等級によって値段をセーブできるのも魅力。船は2か月前から予約できます。
下田からのフェリーはマイカーごと乗船できるので、島内でアクティブに活動したい方におすすめ。ただし欠航しやすい点や、日によって車を受け付けない場合があるので注意が必要です。
Q:港からの送迎はありますか?
A:送迎は行っていませんので、島へ到着後、ご自身で村役場へお越しいただくことになります。新島港、新島空港ともにバスなどの公共交通機関がありませんので、徒歩またはタクシーでの移動になります。徒歩の場合、港・空港いずれも約30分ほどかかります。タクシーは台数が少なく、到着後に電話してもすぐにつかまらない場合がありますので、事前予約をおすすめします。タクシー情報

住宅の設備について
Q:家族で入居したいのですが、何人まで滞在できますか?
A:体験住宅はもともと住民の方が生活されていた民家を活用しています。3LDKの戸建て住宅なので、ご家族でもゆったりとお過ごしいただけます。過去に6人家族が滞在された例もあります。
Q:下田港からマイカーで向かいたいのですが、駐車場はありますか?
A:はい。住宅の向かいに駐車スペースがありますので、滞在中にレンタカーを利用したい方もご利用いただけます。
Q:リモートワークをしたいのですが、通信環境はどうですか?
A:光回線を完備していますので、滞在中はWi-Fiを自由にお使いいただけます。実際に滞在中にリモートワークをされる方がいらっしゃいますが、問題なく仕事ができるとのお声をいただいています。ただし、ワークデスクやテーブルがなく、ローテーブルと座椅子のみのご用意となります。
Q:シャンプー・リンスなど、持っていったほうがいいものはありますか?
A:館内にはシャンプー、リンス、ボディソープ、洗剤、タオル類など、生活に必要な最低限の備品は揃っています。より快適に過ごしたいという方は、お気に入りのタオルや洗剤などをお持ちいただいてもよいかと思います。
また、食器類や調理器具もひと通り準備していますが、調味料のみ置いていませんので必要に応じて島内でご購入いただくことになります。ご自宅から持ち込まれる方もいらっしゃいますので、自炊を予定されている方はご検討ください。
なお、館内のエアコンはリビングに1台のみとなっています。特に冷え性の方は冷え対策グッズをお持ちいただくとよさそうです。過去に電気ブランケットや1人用のホットシートを持参された方がいらっしゃいました。

島での暮らしについて
Q:島内の移動は徒歩でもいけますか?自転車や車は必要ですか?
A:体験住宅は本村集落内にあり、商店や飲食店などへは徒歩でも十分行けますが、温泉や博物館、羽伏浦などのスポットは自転車を利用することをおすすめします。住宅には自転車2台を完備していますので、お気軽にご利用ください。ただし電動ではなく、チャイルドシートもついていません。
なお住宅がある本村集落の他に、島の北側に若郷というもうひとつの集落があります。本村と若郷の間には全長約3kmもの長いトンネルがあり、徒歩や自転車での通行は禁止されています。本村と若郷の両方を見たいという方は、レンタカーを利用していただくか、無料の巡回バス「ふれあいバス」をご利用ください。ふれあいバス運行表とバス停
Q:自炊してみたいのですが、近くにスーパーはありますか?
A:島内にはスーパーが2軒、個人商店が数軒あります。住宅からは少し離れていますが、徒歩や自転車で行ける距離ですので、買い物には困らないと思います。ただ、島内の商店のほとんどが夜7時には閉店しますので、買い忘れがないようにご注意ください。
また農協では地元農家さんがつくった新鮮な野菜が並びます。値段もお手頃なので、おすすめです。毎週木曜は「お惣菜の日」で、地元のおかあさんたちの手づくり惣菜が並びますので、タイミングがあえばぜひお試しください。