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【募集】式根島への移住希望者に朗報！女性限定のシェアハウス、入居者募集

2025/06/01

式根島注目情報

「東京から週末に行ける秘島」として、絶大な人気を誇る式根島。全国屈指の高い透明度を誇る海と、美しく穏やかな入り江、満天の星を見ながら入れる野天温泉……コンパクトで移動しやすい環境もあいまって「式根島に住みたい！」と夢見る人は後を絶ちません。

その一方で、式根島では空き家物件がめったに出ず、「人を雇いたくても住宅がない」という状態が続いています。人口500人弱の小さな島にとって、外から人を呼べないという状況は地域社会を維持できなくなるリスクをはらんでおり、深刻な問題となっています。

そこで式根島では数年前から、住民独自の取り組みを開始。各民宿で割安な長期滞在プランやリモートワーク用の設備を導入し、宿に滞在しながら数か月～年単位でのアルバイトやリモートワーカーを受け入れる体制を整えました。

住民有志による（一社）式根島エリアマネジメントも結成され、ワーケーションや移住者をサポート。そうして島に長期滞在した人が地域にとけこみ、就職先や家を確保して移住を実現するケースも増えており、ワーケーションが式根島へ移住の足がかりとして大きな役割を果たしています。

さらに2024年には、式根島で初のシェアハウスが登場！旅館の一部を島内で働く女性移住者のための住居として貸し出しました。今後はさらに部屋を増やし、移住希望者や２拠点居住を目指している人の拠点として整備していくとのこと。新たに入居者を募集するにあたり、オーナーの宮川乗太郎さんと式根島エリアマネジメントの下井勝博さんに、シェアハウスへの思いをうかがいました。

Contents

事業承継と家不足を同時に解決する＜旅館シェアハウス＞
シェアハウス２室の女性入居者を募集
シェアハウスAタイプ
シェアハウスBタイプ
式根島シェアハウス　吉野屋旅館

事業承継と家不足を同時に解決する＜旅館シェアハウス＞

式根島への船が発着する野伏港から坂道を上り、島で唯一の信号を渡ってすぐ。メインストリート沿いにある吉野屋は、創業91年を数える老舗旅館です。長年のファンも多く、常連客が毎年のように訪れた人気の宿でしたが、近年は女将の高齢化により素泊まり宿へ変更。稼働する部屋を絞るなど、営業を縮小していました。

そこでこのたび、息子の宮川乗太郎さんが４代目として旅館を受け継ぐことに。しかし定年退職する予定だった郵便局が人手不足で仕事を継続することになったことや、社会情勢や観光産業の変化も考え、どのようなビジネススタイルがいいのか、商工会の支援を受けながら検討を重ねてきました。そうしたなかで浮上したのが＜旅館のシェアハウス化＞というアイデアでした。

「自分は宿業だけに専念できないけれど、両親が守ってきた宿はどうにか維持したいという思いがありました。そういうなかで『式根島で働きたい若い子はたくさんいるのに、家がなくて困っている』という話を聞き、シェアハウスにするのはどうか？という提案を受けたんです。それなら、旅館も維持できるし、島のためにもなると思って」

と考えた乗太郎さんは館内の改修を決意し、メゾネットタイプの部屋を鍵付きの個室に変更。東京の企業と賃貸契約を結び、2025年4月より事務所兼住居として利用しています。またトイレ・シャワー付き個室２部屋を女性向けのシェアハウスとして開放し、2024年7月より島内で働く女性が入居しました。

シェアハウス２室の女性入居者を募集

シェアハウスが女性限定なのは、毎夏にライフガードの女性宿舎としても利用されているから。夏の海水浴が観光産業の大半を支えている式根島だけに、海の安全を守るライフガードの存在はとても重要です。「女性が安心して過ごせる場所になってくれたら」と乗太郎さん。

実際にシェアハウスの入居した方は「すごく静かで住み心地がいいですね。職場まで歩いて通えて、休憩時間に部屋で休めるし、住み込みのように周りを気にしなくてもいいのも嬉しい。式根島で静かに暮らしたいという女性が来てほしいです」とのこと。

年内には１階に共同キッチンと交流スペースも完成予定。入居にあたっては式根島エリアマネジメントのサポートも受けられるので安心です。「リモートワークができる方や、一緒に式根島を盛り上げたいという方は、ぜひ式根島で活躍してほしいですね」と下井さん。式根島に拠点を持ちたい方は、ぜひこの機会にお申込みください。

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