FAQ
くらし情報
くらし情報
全般
- 年間の気候は?
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1年を通じて温暖な気候ですが、冬は強い西風が吹きます
東京から南へ約160kmの洋上に浮かぶ新島、式根島は周囲を黒潮に囲まれ、本土に比べると気温差が小さいのが特徴です。平均気温は最も暑い8月でも30℃を超えることはなく、最も寒い2月でも9℃台です。
ただし、東京より南といっても「常夏の南国」というわけではありません。北緯は新島が34.22度、式根島が34.19度。地球儀で同じ緯度を探してみると、ちょうど関西の和歌山や、四国の松山、九州の北九州あたりと同じくらいです。夏はしっかりと暑いですが、夜には涼しくなりますので、都会のような熱帯夜の暑苦しさはあまりありません。
また新島村は風の強さで知られ、毎年11月下旬〜3月にかけて風速20m前後の強い西風が吹き荒れます。一度吹き始めると数日間吹き続けることも多く、数日間船が欠航することもあります。この風を地元では「西ん風」「西のテッパツ」と呼んでいますが、西ん風が吹くと体感温度は一気に下がります。
交通機関
- 島内の交通機関はどのようなものがありますか?
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新島、式根島に鉄道や路線バスはありません。新島は村営コミュニティバスが村内を巡回しています。
村営コミュニティバス「ふれあいバス」の路線については新島村ホームページをご覧ください→こちら
ふれあいバスは1日3便、新島内を巡回しています。料金は無料です。
新島と式根島間は、村営連絡船にしきが1日3便運行しています。乗船時間は約15分。料金は片道430円、往復840円です。
連絡船にしきについては→こちら
*2023年6月現在、連絡船にしきは修理のため当面の間運休しています。運休中は漁船による代船運航となっており、利用にあたっては優先順位など注意事項があります。くわしくは新島村ホームページをご確認ください。こちら
- 車は必要ですか?
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住民の多くが車を利用しています
新島は南北約11.5km、東西約3.2kmと南北に細長い地形で、比較的平坦な地形が特徴です。北部に若郷、中央部に本村という2つの集落が位置していて、スーパーや飲食店などのほとんどは本村内にあるため、本村周辺であれば徒歩や自転車で十分です。
ただし港や空港、石山、羽伏浦などのスポットへ移動するには車が必要になります。また若郷-本村間を走る新島トンネル内は徒歩や自転車で通行できないため、本村から若郷、若郷から本村へ移動する場合は車が必須となります。
一方、式根島は南北約2.5km、東西約2.9km と非常にコンパクトで、自転車があれば十分に移動可能です。ただし島内はアップダウンが激しいため、電動自転車が必須となります。どちらの島も住民はマイカーを持っている人がほとんどです
飲食店・商店
- 島ではどんなところで買い物ができますか?
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スーパーや商店がありますが、午後7時頃には閉店します。コンビニはありません。
商店に関するくわしい情報は以下をご覧ください。
新島村観光案内所ウェブサイト→こちら
式根島観光協会ウェブサイト→こちら
新島にはスーパーが3軒あるほか、商店や小売店、洋品店、薬局などが揃っています。スーパーマルマン内には100円ショップのキャン★ドゥもあります。ただし、お店の多くが午後7時に閉店します。コンビニエンスストアはありません。式根島は商店がいくつかあり、各店舗で食料品からお弁当、お惣菜、日用品、レジャー用品まで多彩な商品を取り揃えています。
Amazonなどのネット通販は、天候が安定していれば注文から2~3日で到着することが多く、通販を利用して商品を取り寄せる人も多いです。クロネコヤマトのクール宅急便は新島のみ利用可能です。
ただし船が欠航すると宅配や郵便物が大幅に遅延することがありますので注意が必要です。特に冬は欠航が続いて生鮮食品がスーパーから消えることもありますので、食料や日用品は多めにストックしておくと安心です。
お金
- 金融機関はありますか?
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七島信用組合と郵便局があります。銀行はありません。
新島には七島信用組合と郵便局(本村地区、若郷地区)、式根島には郵便局があり、各店舗でATMも利用できます。
くわしくは以下をご確認ください。七島信用組合サイト→こちら
- キャッシュレスでお買い物はできますか?
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新島、式根島の多くの店舗でキャッシュレス決済が利用できます。
新島、式根島内ではキャッシュレス決済(PaypayなどのQRコード決済、交通系IC、クレジットカード、しまぽなど)が浸透しており、多くの飲食店や商店、宿泊施設で現金なしにお支払いが可能になっています。ただし、店舗によって利用できない決済サービスがあることや、現金のみの店舗もありますので、利用される際は各店舗にご確認をお願いします。
子育て
- 子育てや学費などの支援はありますか?
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新島村では中学生修了前の児童を養育されている方を対象に、児童手当を支給しています。
くわしくは新島村役場民生課の紹介ページを確認ください。
こちら
- 保育園の保育料はいくらかかりますか?
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新島村の保育園保育料基準額をご覧ください。
教育
- 学校はいくつありますか?
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新島には保育園から高校まで、式根島は保育園から中学校まであります。
くわしくは新島村教育委員会のページをご覧ください。
こちら新島には村立新島保育園、村立新島小学校、村立新島中学校、都立新島高等学校があります。式根島は村立式根島保育園、村立式根島小学校、村立中学校があり、小学校と中学校は平成30年度より施設隣接型小中一貫校「式根島学園」として開園しています。
医療
- どのような病院にかかれますか?
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病院はありません。診療所が唯一の医療機関です。
くわしくは新島村国民健康保険診療所ページをご覧ください→こちら
新島村には病院はなく、新島村国民健康保険診療所が唯一の医療機関です。本村、若郷、式根島にそれぞれ診療所がありますが、本村診療所に医師が3名、歯科医師が2名常駐し、外来や透析を行うほか、24時間体制で緊急医療体制がとられています。式根島は医師1名が常駐し、若郷は本村からの出張診療となります。
医療設備が脆弱な離島のため、重症者や緊急を要する患者は東京へヘリコプターで搬送され都内で処置を受けることになります。
- 島で出産できますか?
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出産はできませんが、出産に伴う各種サポートが受けられます。
くわしくは新島村ホームページをご覧ください→こちら
新島、式根島には現在、産婦人科の専門医が常駐していないため、残念ながら島で出産はできません。その代わり新島村では母子手帳の交付や妊婦検診、島外の産婦人科へ通院にかかかる交通費助成など、さまざまな形で妊娠・出産を支援しています。
福祉
- 介護施設はありますか?
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新島に特別養護老人ホームが1軒あります。
くわしくは新島はまゆう会ウェブサイトをご覧ください→こちら
特別養護老人ホームでは多床室と個室ユニットで入居者の介護を行っているほか、ショートステイを受け入れしています。現在、デイサービスは休止中です。
式根島では居住型施設はありませんが、診療所横に福祉拠点となる式根島福祉健康センターが2021年5月にオープンし、毎週火曜と金曜にデイサービスの受け入れを行っています。
娯楽・地域活動
- 地域活動はどんなものがありますか?
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さまざまなスポーツや習い事のサークル、学習塾があります。
新島では野球やサッカー、バレーなどのスポーツ系、日本舞踊やフラなどのダンス系、和太鼓やスティールパンなどの音楽系、英語などの学習塾があります。少年野球やサッカーは島内だけでなく、近隣の島のチームと練習試合を行うことや、4島大会、島しょ大会に参戦するなど島間交流も多いので、お子さまはぜひご参加ください。
社会人サークルも多く、ソフトボールやバレーボールは島内大会も行われています。移住者はサークル活動を通じて住民と親しくなるケースが多いので、趣味や特技のある方はぜひチャレンジを。
仕事
- どんな仕事が多いですか?
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観光関連の職種が多いです。
新島、式根島はかつては漁業や農業などの一次産業が盛んでしたが、現在は観光業が主産業となっています。新島で最も多いのは建設業者で、次いで宿泊業者や飲食業、サービス業などの観光関連。式根島は事業者の8割が観光関連で、観光業で成り立っている島といえます。一次産業では明日葉や唐辛子、らっきょう、あめりか芋などの生産が行われています。
- リモートワークできますか?
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新島、式根島ともに光回線を利用できます。ワークスペースのある宿泊施設やコワーキングスペースもあります。
新島、式根島の主要スポットには村営の無料Wi-Fiスポットが開設されています。メールアドレスを登録すれば、1時間無料でネット回線を利用できます。なおモバイルWi-Fiや格安スマホに関しては、一部利用できない業者やエリアがあるようです。契約前に必ず新島村での利用が可能かどうかご確認ください。
ペット
- 島のペット事情を教えてください。
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島でもペットを飼う人は多いです。ルールを守って大切に飼いましょう。
飼い犬の登録や注射、去勢手術など、ペットに関する情報は新島村ホームページをご覧ください→こちら新島、式根島にもペットを飼っている人はたくさんいますし、ペットを通じて移住者が地元住民と親しくなるケースは少なくありません。ペットは島でのくらしをより豊かにしてくれるものですが、島だからといって何をしてもよいわけではありません。ルールを守って大切に飼いましょう。特に近年は野良猫の増加が問題視されていますので、ご注意ください。
なお新島には動物病院が1軒、犬の美容院が1軒あります。