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【レポート】チームflow life!アイランダー2023に参加してきました!


2023/11/25

就職

こんにちは!Flowlifeスタッフのozawaです。全国の島々が一堂に会する年に一度のお祭り『アイランダー』。今年も新島・式根島ブースは移住定住にテーマを絞って参加させていただきました。お越しくださった皆様、本当にありがとうございました!

これまでは観光情報や物販販売が中心だった新島村のアイランダー。2022年に初めて“移住定住”をテーマにブースを設置しました。初めての試みで、右も左もわからぬまま挑戦した相談窓口ブースづくり。

2022年のブース。手ぬぐいを椅子カバー代わりに

グッズを駆使してブースを飾ってみたものの、どうにも統一感を出せないままになってしまったという反省が。そこで今年は色味を統一させ、パネルは写真を使わず言葉で見せる演出を考えました。去年は手ぬぐいを巻きつけて演出した椅子カバーは、移住定住担当の役場職員さんがしっかり引き継いでくださり、立派な椅子カバーを作っていただきました!(俄然良いです◎)

2023年のブース。Flowlifeのキャッチコピーが効いてます

パネルには、新島・式根島の移住者やUターンの方々から集めた「これが私のflowLife!」の言葉をちりばめました。

じつは今年のアイランダー参加にあたり、春に新島・式根島チームを結成し、半年かけて作戦会議を重ねてきました。中心になったのは村役場の職員と、式根島出身で東京で活躍するアーティスト、そして移住定住相談窓口である私たち。移住者2名・出身者2名の混合チームで、島とのかかわりも「就職で移住」「結婚で移住」「Uターン」「東京から島を応援」とさまざま。それぞれの立場から島ぐらしを案内できる、バランスのいい編成です。

コロナ禍を経て本格的に復活する今年のアイランダー。全国から多数の島々がブースを出展し、特産品の販売に体験コーナー、ライブにグルメにと1日中大にぎわいのお祭りが戻ってきます。そもそも移住したい人ばかりが来場するわけじゃない一大フェスで、物販なしで移住相談に特化するとなると、通りすがりのお客さんに興味を持ってもらうための戦術が必要です。新島・式根島にどうすれば注目してもらえるか、チームで春から意見を出し合ってきました。

チームアイランダー!

チームメンバーでまずご紹介したいのが、アイランダーではお馴染み、“Mr.アイランダー”と言ってもいい夏一さん!

式根島出身のシンガーソングライター・夏一さんとは長い付き合いで、音楽仲間としても仕事をした仲です。彼はそもそも郷土愛に溢れている人で、式根島を盛り上げることに一生懸命です。なのですが、普段は都内在住なので島の最新情報をあまり知らなかったりします。せっかくの良い声、良いキャラなのに、島の何を発信するのがベストなのかわからない。ということで、今年はなぜ新島村が移住定住に振り切ったのか?というところから共有して、作戦を練りました!

ライブステージでは自作の曲数を減らしてでも、「新島・式根島の移住エピソードを発信しましょう!」と提案してくれました。役場職員とのコンビで島ぐらしについて楽しくもリアルなトークを展開し、手づくりのサイコロを投げてもらっての質問コーナーも大好評!島に帰るたびにコツコツ獲りためてきた式根島の貝殻は、詰め放題100円で大盤ぶるまい!子供たちにも大人気で見事完売でした。

自作サイコロと夏一
歌手なのに歌は1曲のみという尖り具合

さらに当日は最強の助っ人・久保田くんがボランティアとして参加してくれました!普段は新島の七島信用組合で預金担当をしていますが、仕事で東京諸島を転々としながら各島の魅力を堪能していて「彼以上に島を楽しんでいる人はいない」と言われるほどの“島ぐらしのエキスパート”。自分で楽しむだけでなく、遊び方をいろんな人にシェアするのも上手なので、彼ほどアイランダー向きの人材はいないでしょう。

「僕、島関係の人脈すごいんです!任せてください!と言ったものの、実際どれくらいの人が来てくれるのか不安だったんですよ」と言う久保田くんですが、蓋を開けてみれば島好きのお友だちが本当にたくさんブースに足を運んでくださいました。来てくれた人には、自分で用意してきた島唐辛子をサラッとプレゼント。島に関わる人に少しでも楽しんでもらいたい、その思いが伝わる心遣いが最高でした。

2日間立ちっぱなしで活躍してくれた久保田くん

最後に新島村役場職員さんで、私たちflow lifeの担当でもある関口さん。チームリーダーである彼女も、移住者です。関口さんとのやりとりは事務的なことも多いですが、自分の中で腹落ちするまでトコトン考えて取り組もうとする姿に感動すら覚えます。これはこういう目的で必要なものです。これはよく考えたら必要ないかもしれません。ゴールをここに持っていくためにこうしたいです…などなど、一つ一つにしっかりと丁寧に向き合ってくれます。

今回のアイランダーは、関口さんにとって初めてのミッション!村役場職員として、最年少メンバーとして、歳上&クセ強めの我々をチームとしてまとめながら事務処理、調整、企画、手配などのもろもろをこなすのは大変だったと思います。それでもブースでお客様と接するときは、新島村のことはもちろん、それ以外の情報もスルスル出てくる回転の速さ。

例えば、「新島と三宅島の距離」など、東京諸島の島同士の距離を即座に説明できたりします。「東京〜新島は約160kmです」と答えられる人は多いですが、島同士の距離って私のような島出身者でもなかなか答えられないのではないでしょうか。こういう知識は自分で勉強しないと身につかないもの。島にの人間としては、こういう勉強してくれているだけで嬉しかったりします。

村の施策から移住体験まで語りつくしてくれた関口さん(右)

他にも、物産展のカリスマ売り子・さっちゃんや、新島出身の怪談師Youtuber・うえまつそうさんも助っ人に来てくれて、盛り上がった新島・式根島ブースでした!新島出身の大学生、菊池くんも飲食ブースで頑張っていました!

くさやはないけどくさやエプロン
伝説の売り子さっちゃん

少し前なら「移住者は島のことを知らない」とか「移住者が前に出るな」みたいな傾向は少なからずあったかもしれません。でも今の新島は移住者なしには語れませんし、成り立ちません。だからこそ大事にしないといけないし、また島のことを対等な立場で話せる信頼関係を作ることも必要だと思っています。それこそ今回のように、一緒に仕事ができたら最高!

お互いにリスペクトの心を持てるような、そんな移住支援を目指したい!!!と改めて感じる機会になりました。

なお今回は新島・式根島にIターン、Uターンした方々にご協力いただき、島でのくらしについてリアルな体験談を教えていただきました。その中から大事な言葉をパネルに掲示し、くわしいレポートをファイリングしてブースに置かせていただきました。こちら、想像以上の熱量のものが出来上がりましたので、flow lifeでもご紹介したいなと思っています!

最後は、今回のボス!村役場の関口さんの意向により、パフェで打ち上げ⭐︎

立ちっぱなし、喋りっぱなしでヘトヘトでしたが、この笑顔が見れて何よりでしたー!!!!

お疲れ様でした!

text by ozawa

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